自動車運転代行業の許可をサポート
初めに、自動車運転代行業を始めてみよう、そう思われたとき「自分で登録するのは難しそうだな」「申請する時間も取れないし、誰かに頼みたいな」と思われている方もいらっしゃると思います。こちらでは、そのような方に向けて、自動車運転代行業の許可申請を行政書士に依頼するべきか、について詳しく解説いたします。
自動車運転代行業とは
「自動車運転代行業とは、他人に代わって自動車を運転する役務を提供する営業であって、次のいずれにも該当するものをいう。
一. 主として、酔客に代わって自動車を運転する役務を提供するものであること 二. 酔客その他の当該役務の提供を受ける者を乗車させるものであること 三. 常態として、当該自動車に当該営業の用に供する自動車が随伴するものであること |
(自動車運転代行業法第2条)
これら三つすべてに該当する場合、自動車運転代行業の認定申請を行わなければなりません。
自動車運転代行業の認定申請の流れ
①認定申請の要件確認
・二種免許を取得している者がいること ・安全運転管理者がいること ・損害賠償保険に加入していること ・欠格要件に該当しないこと |
以上4つの要件を満たしているかを確認します。
②申請書提出
申請書から安全運転管理者等資格認定申請書まで、およそ10種類の書類を準備し、営業所の所在地を管轄する警察署に提出します。認定手数料12,000円が必要です。
※欠格要件に該当する場合、認定は拒否されます。この場合、認定手数料は返金されませんので注意が必要です。
③営業所を管轄する警察署の審査
④認定証の交付
認定には申請から約45日かかります。
⑤営業開始
このように、自動車運転代行業の認定申請には多大な時間と労力を費やします。提出する10種類の書類をそれぞれ間違えのないように作成しなければなりません。申請したと思っても、書類に不備が出てしまうと再度書類の作り直し、再提出、となってしまいます。そのような時に、皆様に代わって認定申請を迅速かつ正確に行えるのが行政書士です。そこで、これらの手順を行政書士に代行依頼した場合、どのようなメリット、デメリットがあるのかについて次項でご説明します。
自動車運転代行業の許可代行サービスのメリット
正確性
初めての申請の場合、慣れない書類を大量に正確に作成することはとても難しいでしょう。さらにこの作業を限られた時間で行うとなると、ミスが生じてしまうかもしれません。しかし、行政書士は登録の手続きを専門的に行っているので、事業者様に代わって正確な書類を作成することができます。ですので安心して任せることができるといえるでしょう。
スピード
認定申請をご自身で行うとなると、書類の収集、作成のような準備段階だけで1か月近く費やす場合もあります。加えて事業と両立しながら準備を進めていく場合、膨大な時間を費やすことがお分かりになるかと思います。行政書士に代行を依頼すれば、専門的な知識やこれまでの経験を活かし、スピーディーに対応してくれます。このように行政書士に代行してもらうことで、事業者様は時間を節約でき、事業に専念することができるでしょう。
自動車運転代行業の許可代行サービスのデメリット
代行費用
事業者様の貴重な時間を節約するための費用は、どうしてもかかってきてしまいます。
極力費用を安く済ませたい方や、サポートしてくれる人が周りにいて時間に余裕がある方などは、ご自身で申請するという選択をすることも可能です。
個人情報の懸念
行政書士に申請代行の依頼をすると、登録に必要な書類を事業者様から収集したり、確認を行ってくれたりします。しかしながらこの点に関してためらいのある方も少なくないと思います。行政書士という国家資格を持っているとはいえ、見ず知らずの人間にマイナンバーカードや住民票、納税証明書などの個人情報や会社の情報を共有したくないと思うこともあるでしょう。そういった抵抗感がある方は、ご自身で申請するという選択になるのも無理はありません。
■代行申請時の流れ
このようなメリット・デメリットを考慮したうえで実際に代行を行う場合、下記のような流れで登録の手続きを行っていくケースが多いです。
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一度依頼をしてしまえば、一番労力のかかる書類収集や作成は、行政書士に安心して任せることができます。
まとめ
今回は、自動車運転代行業の許可を行政書士が代行しますというテーマで解説しました。認定申請は簡単に行うことができず、書類を集めて作成するだけでも大変であることがお分かりいただけたかと思います。
行政書士は、行政に提出しなければならない書類の収集、作成、提出を行ってくれる専門家です。そのため、迅速かつ正確に申請を行ってくれます。もちろんご自身で申請を行うことも可能ですが、自分で行う時間がないという方や、専門的なことなのでハードルが高いとお困りの方は、専門家である行政書士までお気軽にご相談ください。